テーマ
今回のテーマは、フォルダーの中の複数のExcelファイルをまとめて取り込む手順です。
ポイントは以下の2点です。
- Excel.Workbook関数の使用
- データの取得は、フォルダー→シート→データの3段階
手順
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データソースの指定
まずはフォルダーを読み込みます。
データ→データの取得→ファイルから→フォルダーから
「フォルダーパス」に読み込み対象のフォルダーを選択「データの変換」をクリック
これでフォルダー内のExcelファイル一覧を取得できました。
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個別Excelファイルの展開
まずは不要な列を削除します。
Ctrlキーを押しながらContentとNameを選択→ホーム→列の削除→他の列の削除
次にそれぞれのExcelファイルの中身を展開します。
列の追加→カスタム列カスタム列の式を入力
=Excel.Workbook([Content])
(大文字・小文字を正確に入力してください。)以下の「カスタム」列が追加されます。
「カスタム」列右上の展開矢印をクリック
「カスタム」列が展開され、Excelファイルの各シートが確認できます。
展開された項目はそれぞれ以下の通りです。
◎ Name シート名
◎ Data データの実体
◎ Item シート名
◎ Kind シートや印刷範囲といった種別
◎ Hidden シートが非表示だとTRUE
展開する必要のないレコードは、ここでフィルターアウトしてください。 -
Excelシートの中身を展開
まず再び不要な列を削除します。
Ctrlキーを押しながらカスタム.Item、カスタム.Kind、カスタム.Hiddenを選択
→ホーム→列の削除
次にそれぞれのExcelシートの中身を展開します。「カスタム.Data」列右上の展開矢印をクリック→OK
これで各ファイルの各シートのレベルまで展開できました。
もうContentは使用しないので削除します。Contentを選択→ホーム→列の削除
- 仕上げ
最後にデータをワークシートテーブルに読み込む前の仕上げを行います。
ホーム→1行目をヘッダーとして使用
1行目がヘッダーに昇格されました。
次に、各シートのヘッダー行をフィルターアウトします。
「番号」右の▼をクリック→「番号」のチェックを外す→OK
データからヘッダー行がフィルターアウトされました。
ホーム→閉じて読み込む
これで複数のExcelファイルをまとめて一つのテーブルに読み込むことができました。